2025.12.31

その他

2025年の終わりに

今年は改修の仕事が多かったのですが、他の人がつくった建物に触れることで、建築手法の違いを知ると共に、隠れていて見えない部分を想定することの難しさを感じさせられました。
既に建物が存在することで自由にできない部分はあるのだが、その不自由さの中に自分の尺度を持って自由を見いだすことが改修の設計なのだと考えています。
既にあるから許容されるもの、既にあるから活かせるもの、見方を変えれば新築の場合とは違った設計の方法が見えてくるように思います。

完成から数年が経過した住宅を会場として、昨年の終わりから定期的に「木の家の見学会」を開催しています。
開催当初は、設計および施工の過程について話をしたり、自然素材の経年変化を見学してもらうのみでした。
回を重ねるにつれて、なぜ自然素材を用いた家づくりをしているのかであったり、昔の民家と現代の技術を融合した建物であることなど、自分たちの考えを少しずつ説明できるようになってきました。
自分にとっても、見学会の準備をするときに設計した建物を見つめ直すことで、これからも変わらずに続けて行くことや時代に合わせて変えて行かなければならないものが何であるのかを考える良い機会になっています。
比較的少人数で行っている見学会なので、自分がつくりたい家について考えたり話をしたい方におすすめです。来年も引き続き開催予定ですので、興味のある方は気軽に参加ください。

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