2024.10.13
その他
大人の甲子園
一定の規模を超える建築物の設計を行うためには「建築士」という資格を要します。
「学科の試験」に合格すると「設計製図の試験」を受験でき、試験に合格して所定の年数以上の実務経験を満たしていれば資格を得られるという制度になっています。
数年前から資格学校の「設計製図の試験」の講師をしているのですが、試験課題の発表から試験日までが2か月半と短いため、講座が始まったと思ったらあっという間に試験日になっている感じがしています。
自分が受験していた頃とは受験資格が変わっており、受験者の年齢層が若くなっているため、一緒に勉強しているこの時期は身も心も若返っていると実感しています。
一級建築士試験は「学科の試験」の合格率が低いこともあり、全国の優秀な人たちと雌雄を決する「設計製図の試験」に臨む受験者が甲子園に出場する地元の代表者のように感じられます。
試験会場で受験者たちを見送り、建築の神に願うことはただ一つ
「全力を出し切れますように」
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