2024.03.16
Project □■□■■
建築の神の子
「木の家をつくっています」を謳い文句に設計を行っていますが、最近は鉄筋コンクリート造の公共建物の設計をしています。
個人住宅とは異なり、不特定多数の人が利用する「誰かのための建物」を設計する場合においては、何を大事として設計を行うのか自分なりの答えを持っていないと「誰のためのものでもない建物」をつくることになりかねません。
より良いものをつくるためには、それだけ時間を掛けなければならない訳ですが、建物を使う人が目の前にいない状態で設計を行う場合には、時間等の制約から自分に都合がいいように理由をつけて終わらせてしまわないように気を付けなければなりません。
そんなときには「良いものをつくるために時間を掛ければ掛けるほど収入が減っちゃうんだよね」と笑いながら言っていた師の言葉を思い返しています。
建物を設計するにあたって一番大切なことは、真摯な姿勢で臨むことだと思っています。
そうすれば自ずと良い設計ができて「工事の安全」や「建物を使う人の安全」を護ってもらえるのだと信じています。
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