浦辺鎮太郎設計の建築物を見学するために愛媛県の西条市を訪れました。

西条栄光教会の古谷牧師に、礼拝堂および牧師館に加えて西条栄光幼稚園を案内していただき、建築物の特徴や数年前に行われた牧師館と幼稚園の改修工事について説明をうけました。
礼拝堂については、費用が工面できるのであれば改修工事を行いたいとのことでしたので、興味のある方はご協力いただければと思います。

どの建築物も外観は小ぶりで用途に対して面積は小さいのですが、中に入ると豪華ではないものの随所に設計が施された豊かな空間になっており、実際の面積よりも不思議と大きく感じられました。

古谷牧師は説明のなかで、時折 使い勝手の悪さや構造的な弱さによる不具合についての話をされることがありました。
建築物が文化財的な価値を有していたり意匠が優れているとの評価を受けていたとしても、所有者や使用者にとっては「機能性」および「耐久性」が備わっていなければ納得できるものではないのだと改めて感じさせられる機会になりました。