2025.02.26

建築のはなし

共に育つ家

自身が設計した住宅の建主が、昨年よりSNSを通じて木の家の住み心地を発信してくださっています。

建主のInstagram 🔗 ikenouchi_house

そのなかで、杉の床材が「小さな子どもたちと共に育っている」と記されているのですが、時が経つにつれて変化していく自然素材と家族の成長が感じられる建主ならではの表現だと思いました。

画像の上側は新築時で下側は最近の様子なのですが、二つの画像を見比べると、生活が営まれることで家族の色に染まり、温かみが加わったように感じられます。

床材には自然の植物油由来の塗料を浸透させているため、無垢の杉の風合いを損なうことなく、材を表面と内側から護ってくれています。とはいっても、杉は柔らかい材料なので、優しく扱ってあげないと凹んだり傷付いてしまいやすいものです。
杉に触れて生活することで、おのずと相手を思いやる気持ちが育まれるのではないかとも考えています。

現在、住宅の改修など幾つかの計画が進行中ですが、それらにおいても杉などの自然素材を使用することになっています。
建主にとっては家族の新たな成長物語が始まることになるわけですが、自分にとっては建主との末永いお付き合いが始まると思うと楽しみでなりません。

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