これまでにこの家では、子どもの成長に合わせて間仕切りを変更するなどの改修を行っています。

今回は、建主からの要望があり、玄関戸の内側に網戸を取付けました。

元々、網戸を取付ける予定にはしておらず、後付けとなったため取付け方法は限られていたのですが、違和感の無い仕上りになったと思います。

鴨居は堅木の付け樋端（つけひばた）で、レールは既存の玄関戸に合わせて真鍮の甲丸レールとしました。

網戸のタテ框には、上がり板と干渉する部分に溝を掘ってあります。

現在の玄関戸を竣工時に撮影した写真と比べてみると、その違いがよくわかります。

竣工時は、全てが新しくて綺麗なのですが、色味が薄く均一で表情が無い感じ。
新しい家に来たばかりで緊張していたのかな。

今ではすっかりこの家での生活にも慣れ、家族に沢山使ってもらって良い色になり落ち着きが感じられます。
これからも家をしっかりと守り続けてくれそうです。